無誘導抵抗

高圧用として広く使用されている抵抗ですが、種類によってそれぞれ特徴があります。使用回路に適した抵抗器を選択してください。

抵抗設計参考要領

特徴:
AS抵抗器
高電圧回路
比較的高い抵抗値(10Ω〜数10kΩ)
定格電流も比較的大きい
 
SP抵抗器
大電力回路(ダミー等)
低い抵抗値(0.5Ω〜300Ω程度)
 
BF抵抗器
高電圧回路
高抵抗値(100kΩ〜20MΩ程度)
短時間注入エネルギーは非常に小さい

耐電圧は、規格値を基準に時定数や波長の長さによって変化します。上図は1.2×50μsの耐電圧を100%とした時間による軽減率を表わしています。

AS、SP、BF抵抗器の抵抗を複数本使用する場合、お互いの輻射熱等の影響を受けるため、上図の軽減率を考慮する必要があります。


使用上の注意事項本製品の性能を最大限に発揮させるため、下記の注意事項を必ずお守りください。

1.定格電力の軽減。
周囲温度が25℃を越える場合、周囲から熱輻射を受ける場合等、は特性カーブ以内に定格電力を軽減してください。通常の場合、定格電力の50%以下で使用されることをお勧めします。
 
2.衝撃電圧や過渡的な高電圧,間欠過負荷、パルス負荷には考慮を要します。
瞬間過負荷よりもはるかに短時間で高電圧が印加される場合や間欠過負荷、パルス負荷の場合には、定常状態の条件や平均電力のみで設計を決定されることなく、お問い合せの上設計してください。
 
3.抵抗器の取り扱いは丁寧にお願いします。
本抵抗器はセラミック抵抗器のため、落としたり、ぶつけたりしますとカケ、破損、あるいは内部にヒビが入り特性を損なう原因にもなりますのでご注意ください。
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